アップルティーニ

きっかけはニューヨーク、マンハッタンの歩道脇の階段をB1に降りたバー。カップル客のカクテルの黄緑色が目にとまり、カウンター越しのバーテンダーに同じのと言ったのがはじまりか。少し飲んだところでレシピを聞いたら、ウオッカにアップルリキュール、砂糖とライムtwoダッシュと、快く紙ナプキンに書いてくれた。このアップルのマティーニをニューヨーカーはアップルティーニと注文するとか。マティーニグラスには青いリンゴが添えられるが、日本では今やこの酸っぱいリンゴは何処にも売っていない。品そろえの多いスーパー、デパートも探したが、今のところたどり着いていない。どなたかご存じありませんでしょうか。

レストランやバーでドリンクはときかれたら、たいていの日本人ビジネスマンはジントリック(英語ではジンとトニックと言わないと通じない)か、水割り(これもスコッチと水)。さりげなく好みのカクテルの名前を言える人はどのくらいいるだろうか。日本人のおっさんがアップルティーニって頼んだのを店の人はどう感じるか、きっと微妙だったに違いないが、当時はおのぼりさんとちょっと違うなとみてほしかった。今はギムレットにしている。ベースはジンかウォッカと必ずきかれる。さりげなくウォッカと言ってみてください。

仕舞と謡のお稽古の後でワインバーに行ったことがあるが、なかなかショットバーに立ち寄る機会がない。フランス人が日本酒を美味しく飲むように、能楽をたしなむ人とワイン、カクテルの相性も悪くないのでは。

このホテルなら

f:id:toyotac:20180701143913j:plain

f:id:toyotac:20180701143938j:plain

外国人も多いことだし、アップルティーニ出来るかなと注文してもリアクションがない。オリンピックが近付けば東京でもアップルティーニが楽しめるかもしれない。

(特大マティーニグラス、マンハッタンで購入)