時間待ちの暇に一番汎用性があるのは文庫本。診療所やお役所での順番待ち、電車、バスの到着まで、通勤の車中、人との待ち合わせ、ファミレスの席待ちに重宝している。しかしもっと長時間ともなれば、本ではきつい。出張中どうしてもできる非連続なスケジュールの合間、大きな虫食い時間とでも言いましょうか、スマホで過去の人気ドラマを観るのが手っ取り早い。二三時間でも軽い。もし本もスマホもテレビもない状態に置かれた
らどうするか。文章を書くことだ。単身赴任で年末の帰国、ＪＦＫで搭乗待ち。手帳の空きスペースに何でもいい、書き始める。今の心境、日ごろの思い。周りの人やシーン、何でもよい。時間の使い方はいろいろあるが、暇と思うか、もったいないと思うかにもよる。最近寝る前にパソコンをするのが習慣となっている。布団に入って、ただ眠るために目をつぶっているのが落ち着かない。この時間、まだこんなにさわやかなのに睡眠の助走だけに使うのはもったいない。このまま永久に目覚めなかったら最後のあがきもできず、この世への挨拶もない。ならどうする。何かコスパの良いものはないかとパソコンを覗く。お酒が入っていると眠る前に余計なことは考えないが、そのために晩酌やナイトキャップするのは本末転倒。自分の性格上、酒に逃げる、酒でごまかす、それだけはイヤだ。自慢じゃないがそんなことで酒に頼りたくないし頼らないことにしている。少なくとも今は、酒とは良好な関係にしたい。そうでないとお友達なお酒に悪いし、自分にも悪い。友を損なうことになる。大そうにと言われるかもしれないが。パソコンでアダルト系はとっくに卒業した。メールのチェックの後は、単身後も続けているＮＹ１動画ニュースの閲覧。偉大なシンガーソングライタのＹｏｕＴｕｂ動画。こんなマンネリ、シンデレラみたいに零時には機械的にＯＦＦすることで良しとしている。暇つぶしというがこれはすでにルーティンだ。
（初めての海外、ハワイの記念。サンドペーパーで丁寧に作りました。）
