四十五年ぶりに高校の同窓会に出席

最早自分のことを覚えてくれている人などいないのではと、敷居は高かったが、退職後に味わっている無重力空間的なふあふあを、少しでも安定させるきっかけにと思い切って出席で返事をした。時間はともかく旅費もかかることだし、ついでにこれまでスルーしてきた観光スポットをチェックしようと三泊4日の盛りだくさんな動線。初日大阪空港着、モノレールで蛍池阪急宝塚線で十三、京都線で淡路経由堺筋線天六谷町線谷町四丁目で下車して大阪城、中央線で堺筋本町経由長堀橋にあるホテルで一泊。ここ

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は心斎橋や道頓堀に近い。二日目北浜経由京阪で東福寺京阪三条経由東西線蹴上で南禅寺水路閣京阪三条と阪急河原町間は高瀬川沿いに徒歩。阪急で二駅四条大宮から嵐電龍安寺、北野白梅駅で天満宮、引っ返して四条大宮のもはや常宿で一泊。三日目阪急で淡路経由堺筋線恵美須町阪堺線寺地町にて氷くるみ餅、狂言の釣狐で使われる逆芽竹がある少林寺。ネットで知った老舗のそば屋。暖簾をくぐって格子戸に差し掛かった時、グループから少し遅れて出てきた女性に道を譲った刹那、甘い視線を感じた。可愛い。そば屋の裏手に千利休の屋敷跡と記念館がある。そこで再度遭遇。彼女は覚えていたという視線だった。グループのリーダーが ”二時だからもう行こか” と言ったので、ひょっとしたら目的地は同じかと、そしたら”よくお会い、、、、”とかことばを交わせる。全学年の同窓会だからあるいはと期待したが彼女は現れなかった。二時開始のキーだけで期待した方がおめでたい。本日の運勢は不調かと思いきや、総会のあと同学年だけの懇親会には還暦を過ぎてもまだオシャレを保っている女性もいて大いに盛り上がった。メールの案内では出席者に記憶のあるのは男一名だけだった。人生の節目を二つ同時に味わった今こそ思い切って出席しようと帰阪したのが結果オーライだった。その日堺駅近くのホテルで一泊、翌日南海本線天下茶屋経由堺筋線淡路・十三経由蛍池、大阪空港発と、ごちゃ混ぜの三泊4日。東福寺通天橋、南禅寺水路閣龍安寺石庭については、今年三度目の京都編にて感動を表現します。

(上:このリビングで二時間ドラマの撮影が。子役のマネージャーさんの案内で、至近距離の見学、非日常経験でした。下:寝室の窓、ちょうど良い灯りとなっています。)