会社の業績を表すB/SとP/Lをオマージュしてこの世を考えてみる。ビックバンで始まる(貸借対照表)B/Sとブラックホールに飲み込まれてしまう時点のB/S、そしてこの期間に大小長短さまざまな(損益計算書)P/Lありとみたてることができる。自分自身のB/SとP/Lもある。死ぬ瞬間のB/Sから誕生時のB/Sを引いたのが生涯損益P/L。十年、一年、一か月、一日と期間損益はいっぱいできる。世の中のすべてのB/SとP/Lをつなげた連結決算書が振り返ってみるその時点の歴史、歴史書、なんて考えてみる。もやもや感もあるが、面白いと思っている。P/LはB/Sによってつくられる。すべてのことは過去を背負って未来につながっているということです。個人も会社も国も世界も。過去のP/Lに誤りがあれば修正修復をしなければならない。何食わぬ顔で未来に残してはいけない、気付いた時代の使命である。過年度アカウントの処理は当期に歪みと痛みをともなう。未来につなぐB/Sはゲームのようにイージーなリセットはできない。こじれてきたら、元に戻って始めるしかない?、いや今更元に戻れてもしかたがない。ならどうやって。痛みを覚悟で今修復するしかない。国同士のあらそいごとも過去を背負っている。メンツもあろうが、国民は日々の生活の安定と安寧を願っている。為政者、特に政権が変わると自分たちの命に係わるようなお国では、長期的視野、国民のためにメンツをしばらく凍結しようということをせず、危険な賭けにでる。こういう国相手の交渉はむつかしい。負けるが勝ちということがある。追い詰められた国民の行動に期待するしかないのでしょう。
(百均と利休のシンプルさは通じているのかもしれません)