2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

演能の後遺症

一月以上過ぎたのにいまだに何かおかしい。これまでとは違った違和感がある。師匠も経験がない演目、葵上の能を演じたのが先月。初めての演能。想像以上だった。7年前にも似たような極限をあじわた。労使団体交渉の会社側の交渉委員長を任されたときだ。あの…

たまご、お前もか

こどものころ叔母の養鶏場に何度か行ったことがあり、大変な仕事だと聞いた。ともかく生き物が相手だから休めないのだそうだ。時々段積みの紙のケースで卵を届けてくれた。今みたいにスーパーで10個入りが販売されたのはいつからか。卵は物価の優等生で、記…

時々失敗がちょうどいい

消化試合にするまいと、もちうる能力をフルに使ってしまう今の自分。自称あがく高齢者は物事がうまくゆくことがつづくと怖くなる。もうそろそろ失敗するのではと綱渡のように。だから時々小さなしくじりがあるとよい。年寄りの厚かましさで許されると思うの…

コインの裏面

10円硬貨の鳳凰堂、かなりの時点まで裏面と思っていた。単に地味だったからだろう。で、人生65歳からは10円の裏面と自然に思い込んでいる。第二の人生というよりは人生の裏面に突入であると。そして一月ほど前に激震が走った。毎朝ガレージ横の裏口からいっ…

夜の銀狐

パフェのメニューに’夜の銀狐’や、’カトレアの恋’とか、源氏名をつけていたパーラーがあった。梅田の私鉄ターミナルの地下街、川が流れていて当時としてはオシャレの最先端だった。このお店に時々行っては順番にテイスティングしていた。父親が高1で亡くなっ…