私鉄沿線

昨日は第二の職場だった会社のOB会に出るのに、JR(旧国鉄)に乗った。頑張って走っているのになんか違う。激しく揺れる、車内車外ともに金属質。と、振り返ってみるとずっと私鉄沿線に住んでいる。子供のころ二つ先の乗り継ぎ駅で国鉄の車両を見ては乗りたくないって思ってた。なんでこんなに違うんだろう。通過する車両はすこしきれいだけど型式が古い。今よりも支線扱いだったのかもしれない。これって偏見?三つ子の魂ですか。JRファンのひんしゅくを買いそうです。例えると、米国と英国の違いかも。NYは高級感があるけど金属質、少し小汚い。英国の方が日本人、いや私にはここちよく感じられる。価値観の違いなんでしょう。だだ、少し冷静になっても、私鉄の特急は乗り心地が良い。揺れが少ない。掃除が行き届いている。なぜなのか。価値観の違い。新幹線は便利で速い。でも極力飛行機にしている。ショッピングマイルを貯めて。いいではないですか。多様性だから、こんな自分の選択に自己満足しています。

(これはドウダンツツジの花です。)

足の爪切り

爪を切るたびにのびるのが早いなと思う。この前切ったばかりなのに。新陳代謝は遅くなっているのに早く感じるのはよほど体内時計がそれ以上に遅くなているにちがいない。現実の時間を早く感じる加齢現象だ。キッチンの椅子に掛けて、手が終わった後に靴下を脱ぐ。去年星になったマックスが今にもよってきそうだ。足の臭いかそれとも加齢臭が加わってのことか、しつこく鼻を近づけてくる。のけてものけても。一昨年星になったチョコは来なかった。レディーはそんなことはしないのだ。チョコもマックスも絶対に爪を切らしてくれない。長く伸びて湾曲する魔法使いのようになっても、それがために付け根が傷ついても。大自然で育った野菜や果物は枯れても腐らないという。足だけじゃなくからだ全体がそうあってほしい。老いても許されることと許されないことがある。法に反する行為や社会倫理に反すること。お年寄りだからと笑ってすませないこと。枯れてもいいが腐ってはだめなのです。腐らないようにしよう。マックスが教えてくれようとしていたのだから。

(この二本の関係わかりますか?)

大病院で外来

気になるなら大きな病院で検査を受けてください。紹介状書きますよっと言われたのがひと月前。目の瞳孔が異常におおきいのだ。眼科の初診は時間の予測ができない。8時半の受付開始で終えたのが12時を過ぎていた。眼科の視点では異常がないからと医師の計らいで緊急のMRIを受け、終わったのが1時半だった。一週間後に再受診して脳神経外科を進められ、今日がその診察日。現役時代の脳ドックで指摘されていた小さなクモ膜下嚢胞のところには目に関係する部位はない。脳神経の異常によるものではないと、言われてみればほっとしたが、今朝は受診時間がせまるほどに不安がつのっていた。問題でもあると脳だけに、その後の生活が一変するに違いない。診察前に思うこと。もしもがあるかもしれないと。というのも、眼科でMRIの写真を見せてもらったら、以前に受けた時のものと比べ大きくなっているようにみえたからだ。ところが今日脳神経外科で見た写真では以前のとほぼおなじにみえた。専門医でないと注目する写真もわからないんだ。脳神経外科は受診者が少ないためか、予約の9時過ぎに始まって9時半にはおわってしまった。これじゃ100均も開店していない。それじゃと久々にカプチーノで汐待することにした。大病院のすべてが異常に待たされるのではないとわかって、それが今日二番目の収穫だった。

(この微妙な違いわかりますか? こういう違い大事なんですよ。)

カプチーノは日本に限る(その2)

コロナ前に始めたカプチーノの味くらべ、昨年10月から再開しました。シドニー、ソウル、そしてハワイ。実は星になった妻から相続したマイルを使い切ってしまったので、一応のおわりとしたいと思っています。シドニーだけは例のチェーン店ではなくて、空港のカフェだったのですが、まずまずでした。ソウルは期待に反して、日本よりアメリカナイズしていたし、ハワイはもちろんアメリカなので、エスプレッソが効いていませんでした。で、コロナ後も、カプチーノは日本に限るとなりました。主義や宗教とかいろんな価値観の違いをお互いに尊重することが、戦争や紛争の解決策と言われている。カプチーノも日本人の舌を基準に評価することの意味がどこにあるのか。ハンバーガーもニューヨークのはサイズも大きく、油っぽかった。そのためか、単身赴任の終わりにはポコッと、”お腹~が出てくるのよ”ってなってしまった。米人が味比べしたらニューヨークに限るとなるのか。日本のじゃものたりないと。ワインもそうかも。良いものを味わわないと味の評価はできないらしいが、そもいいものとはどこのだれがきめるのか。商売でもしない限りは個人でする評価は自由でいいのです。私はエコノミークラスが好きになりました。

(我が家の庭のクリスマスローズは春の彼岸頃に咲きます。日当たりがよくない

 せいかもしれませんが。)

僕のじいちゃん

じいちゃんは去年古希だった。だけどその年に能「葵上」のシテを演じたり、乗馬を始めたりどうなってるのか。父さんが幼稚園を中退してイギリスで3年ほど住んでたころ、じいちゃんが日本から送ってもらっているビデオを見ながら暴れん坊将軍みたいに馬乗りたいていってたらしい。でも家族4人との時間を大事にしていて習いそびれたんだって。そして月日はながれたのであります。6年前に星になったばあちゃんが残してくれた天文学的マイルでタスマニアってところで三日間レッスンを受けたって、動画、父さんのところに届いたLINEで見たんだ。ほんとだった。タスマニアデビルのいるワイルドな島なんだけど、よく行ったよね。そのうえ、今月ハワイでも乗馬したって、走ってる動画みてあきれたよ。60年先の僕もあんなかな。DNAもらってるからありえるかも。じいちゃんと焼肉屋さんに行くと僕の考えたダジャレに点数をつけてくれる。結構厳しい。零点というのもある。孫にも容赦しない。そんなときどき真面目なじいちゃんが気に入っている。あ、そうだ。そろそろ去年したようにじいちゃんちの中庭でBBQしようてとうさんに言ってみよう。

(上:僕の作品、いやだいぶ手伝ってもらったかな。下:まだ小っちゃかった時

 の版画。今見るとじいちゃんに似ていないなって、僕も成長したんだ。)

パールハーバー

ハワイのツアーは午前中に集中する。一度は行ってみたいと思っていたバールハーバーは次の機会かと諦めていたが、二日目の乗馬レッスンがドタキャンとなり、行くことにした。戦艦アリゾナ記念館の入場予約はアメリカ人優先で、日本人は当日朝早く並ぶしかないとのこと。で、ツアーの出発は早朝の6時、外さないようにモーニングコールまで頼んだ。現地到着まで何度かスコールに遭遇して、ツアー途中も10ドルのポンチョをかわずにかろうじてしのげた。雨季だから仕方ないが、ひやひやものだった。生まれる前のことだが、アメリカ人のなかに交じって観覧するのはやはり緊張した。時間がたつほどに歴史の重みが体に浸透してくる感触を得た。雨のおかげで何度か美しい虹が見えて、戦艦ミズーリアリゾナ記念館、そしてヤシの木が一つの画面となって、記念切手の構図のようだった。ツアー参加者は他に4組、定年後のご夫婦ばかり。ガイドさんからお一人でハワイにとの質問に、参加の経緯を話したら納得したみたいだった。よっぽど珍しかったに違いない。妻から相続したマイルでワイキキから一時間もはなれた牧場で乗馬レッスンですからね。どっちがうらやましいのか、なんとも言えないところですよね。

アリゾナ記念館への通船の舵は水兵さんが握る。白い制服が似合う女性で

 復航途中で一回転してこれを写真におさめろとのサービス、やはりここは

 アメリカだとうれしくなった。)

天文学的マイル、使いました

6年前星になった妻が残してくれたマイル。相続手続きで驚かされました。息子たちのすすめで国際線で使いました。マドリード、ロンドン、ニューヨーク、イエローナイフタスマニア、ソウル、ハワイ。コロナの影響で期限がこの3月まで延長になり、ぎりぎりで使いはたしました。Fクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミー、総なめにして気づきました。エコノミークラスが一番満足でした。やはり私は田舎のネズミ、貧乏性、そんなところでしょうか。グローバルチェーンのコーヒーショップでカプチーノの味比べをしたり、は、別の週記に譲るとして、乗馬を趣味に加えることができました。国内での乗馬、特に首都圏の乗馬クラブは年金生活者にはハードルが高すぎる。乗馬体験なんかは子供、いや年寄だましです。ただ、もう国際線で使えるようなマイルはない。これからはショッピングで溜まる程度なので国内しかない。そこでひらめいたのが、牧場をさがすことかと。そう北海道の十勝あたりで探ってみようかと思っています。とにかくこのまま止めたくない。もっと走りたい。暴れん坊将軍のようにか?と昨日話した流友にからかわれました。でもその通りだから、真面目にイエスと答えました。いいじゃないですか。

(テキサス生まれの学生インストラクター、マケーナ。オスのレミ君、2時間たっぷり

 レッスンして、走れるようになりました。ありがとうございました。)