ママチャリの籠にスーパーで買った食料品、運動も兼ねているので苦にならない。農家のお屋敷のあたりで蝉しぐれかと頭を起こすと、電線に反射した夕日が異様に光ってまぶしい。なんて浸っている場合ではない。電線の地中化はどうなっているのか。30年前ロンドンとその周辺では目にすることがなかった電線と電柱、日本は遅い。この住宅街には未だうわさもない。それどころか逆にケーブルテレビや光回線の普及で本数が増えている。きれいな家並みの中に黒々と幅を利かす電線は目障りじゃと思ったことないですか。家を建てるなら地中化が完了しているところをと探したが、なかなか見当たらない。電線が道の反対側になっている土地にするのがやっとだった。電線の地中化が進まないのは高額だから。日本のお役所はメーカーにはありがたい高度高額なシステムを選ぶ傾向がある。素人の目からですが、カローラで十分なところにキャデラックを、使わない装備もテンコ盛りにと、ツーマッチでGDPを押し上げている。身近なところでは高速料金のETCシステム。ニューヨークでは高速道路やトンネルのゲートパスシステムの装備がシンプルで、日本より一桁安い。こんな日本の仕組みをかえるにはどうしたものか。いや、今はSignificant otherを見つけるほうが先。天下国家を論じるよりも自分の庭先をきれいにすべしという人生の先輩からの苦言。人生は八十からですという偉大なIT女史にあやかりたい。そうだパパ大明神、48歳の若さでなくなった父、守護神がついている。これまでいろんな場面で救ってくれている。これからもよろしくです。
(庭木を剪定中に発見、メジロの母さんもいます。頭と尾っぽ見えますか。
スマホで拡大してみてください。)