ミニ同期会

数年前からやっているミニ同期会。途中で誘われて出席している。同期入社は男女で約80名なのに、この会のメンバーは15人ほど。で、出席人数は10名強。顔ぶれを見ると、すでに現役を引退したり、形ばかりに細々と務めているのばかり。社長、役員まで上り詰めて未だ現役の方たちはきれいに除かれている。口コミで始めたらしい。先日の会では紅一点の隣の席に。彼女の言った、”もうどうでもいいと思ったら終わり。そうならないようにしている”。聞こえる範囲3,4人でしばらく話題になった。ショボい会のようだけと、ホッコリした空気が心地よかった。適度な距離感の飲み会だからか。昨年に退職してから今やることとしてとりあえず、家事と趣味はあるが、先が読めない。彼女の言葉をいただいて、当面は、どうでもよいと決して思わないようにしようかなと。何かする過程で先がみえてくるだろうて。で、今しばらく経済的に余裕のある放牧中に、一度は行きたいと思っていながら果たせなかった闘牛、オーロラ、それに工事中ではなく水の豊富なトレビの泉に後ろ向きにコインを投げる。それと乗馬だ。このあたりから始めよう。さすれば先が見えてくるなりか。もちろん行き着く先は人生の終わり、終活には違いないが、ホッコリと中の上の心境で楽しくすすめるなりかとひそかに期待している。そう、自分は時々恐ろしいほどのお目出たい人間、楽観的、決してあきらめない、未練がましい気質。それだけにふと、待ってもついに来ずもありか?と、そんなんでよいのかと不安になる。お酒が飲めて、POPなカラオケが好きで、能をたしなみ、水泳、スノボーが一緒に楽しめる、そんな人にも出会えるであろうか? 20代に会社の乗船研修で太平洋を渡ったときのこと。船の往来は相当数あるはずなのに、肉眼では一隻の船とも出会えなかった。レーダーでは数十隻の船が確認できたが、そんな具合に、出会いたいタイプの人は此の世に数多くいても広い太平洋上の確立と同じ、遭遇は奇跡に近いのかもしれない。宝くじと同じ、買わなきゃ、探さなきゃみつからない。どうでもいいと諦めたら終わりということを、肝に銘じて。紅一点に感謝!

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(上:子供が小さかったので、お土産で我慢。下:グリンデルワールドで記念のカウベル