イエローナイフでアイスフィッシング

犬橇とスノーモービルは日本人だけでツアーができるほど人気だけど、犬橇はマックスとチョコに曳かせるようでかわいそうだし、スノーモービルラップランドで体験済み。フィッシング組は小型のバンに台湾ファミリー、華僑のお姉さん一人と、日本人は自分だけと思いきや。ギャル言葉の日本語が。ひょっとして本物のアイドルグループと思えるほど可愛い二人連れ。あっという間に凍ってしまった魚を持ち上げている写真を撮ってもらいました。1メートルあるという氷の下に仕掛けられた網を引っ張ると次々に10尾も、どれも予想していたよりでかかった。多くはホワイトフィッシュ、他に北極イワナや、ナマズも捕れました。かなり年かさの先住民漁師さんが説明しながら手際よく網から外してトラックに投げ入れる。素手で扱っているので、見るからに冷たそう。だけど不思議と鼻水たらしても様になっている。ギャルたちも汚がらないでなつっこく接していた。テントまで戻ると、捕れたての魚をフィレにおろしてアルミホイルに包む。実に手慣れている。味?、特に北極イワナが最高でした。でもこの日の最高はガイドで自称アラサーのお姉さん。マイタイプでした。アイドル二人としゃべるより緊張しました。寅さんのように。思ったことがしゃべれない。これが自分の限界か。せめてお別れの時には気の利いたことを言おうとおもったけど。気持ちの高まりが口に麻酔を打つ。やっと最後に心をこめて’ありがとう’と言えた。うたかたのはかない出来事。だからうつくしい。源氏の君ならどんな和歌にするだろう。これでよい。年寄りはこうして密かに恋するのが良いのだそうだ。後で思いが募ってどうしようもなかったら会いに行けばよい。さすればほとんどの場合さめるからって、昔つぎ子が教えてくれた。ところでイエローナイフに行った目的はもちろんオーロラです。バンクーバーでの接続が行き帰りともに8時間もあるお疲れフライトなのに、天候に恵まれずオーロラは坊主だなんて。だけど、フィッシングコースを選択して救われた。とさ。

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(上:ホワイトフィッシュといっても白身魚ではない、サケの仲間でそうです。日本語名はありません。下:遠くに見える犬達、寒そうだと思う必要はないようです。)