このブログは何のために。第一はボケ防止。第二は息子たちに自分のことを書き残したい。そして第三は、万一有名なブロガーになったら社会的発言力を手にすることができるからか。みんな思ってても言えないことを代弁して発信する。アメリカの核の傘下からの離脱や世界の平和に何が必要かを発言したい。いえいえもっと本当の理由があります。自分の持っている知性と品格がどの程度のものか世間の評価を知りたいのです。’なんでも鑑定団’に出品するような思いです。無視されるより、千円!とかなって叩きのめされた方が人生としては意義があると思います。定年という無重力空間への突入を目前にしての心境がきっかけです。あれから2年半、この宇宙の片隅にいる僕を早く見つけてくださいと念じながら、どなたが最初に見つけてくれるか楽しみにしてまだ待っているのです。ToyotaC が誰なのか。決して自分から宣伝しまいと固く心に誓っている。遠く昔、ロンドン郊外の社宅に住んでいるころ妻がバレンタインに手作りのチョコレートをくれた。とろけきる少し前にビニールにつつまれた紙が現れ、’私のこと見つけてくれたあなたに、ありがとう’とのメッセージ。当時照れ屋だった自分はそんなのなかったととぼけたが、メッチャうれしかった。妻はきっと食べちゃったのかと、折角の気持ちが不発となり、さぞがっかりしたに違いない。もし妻があの時突っ込んでくれて、自分が白状していたら、その後の夫婦関係が深まっていたに違いないが、今思えば寂しいよそよそしさのあるほろ苦い思い出。そして、いつかそのことを話そうと思っていながら、気が付いたら先にあの世に行ってしまった。今や追っかけて伝えるには死ななければならない。こんどはそんなことにならないように、早く僕を見つけてくださいな。
(孫がやってくると木製のオブジェ以外は押し入れに消えてしまう。何も置かないのもシンプルの美ありと思ったりしています。)