風になりたい

今朝のエクササイスで YouTubeから流れたことばがふと刺さった。夭逝した天才シンガーソングライターの曲、その歌詞の最後の言葉、’風になりたい’。半世紀ほどまえの全国中学校合唱コンクールの課題曲のタイトル。コーラス部の先輩たちが頑張ったお陰で成績優秀校としてテレビ出演したのだ。控えの一年生も一緒に。当時は生放送しかなく、家庭にはビデオちゅうもんなかったので、朝早くから母が親戚中に電話したって言ってました。NHKの方と友達になったら倉庫に眠っているテープを見せてもらおうと思っています。コーラス部に入った動機は、当時のまことしやかな風評で、部員の有名校合格率が高いとただそれだけ。大学も大企業への就職率が高い学校、学部はとりあえず経済。就職先も滑り止めで落とされた会社の同業他社に。何とも節操のない選択。それでも結果オーライと思えるようなサラリーマン人生を満足して終えた。全く神様のお情けというしかない。先週日本語ボランティアで人生の選択を教材として話し合った。何をしたいというより何になりたいと思うのが普通なのだ。だからそれになって何をしたいかと問われると戸惑うのだ。学習者の国は韓国と中国。そんなに違和感のない体で三人ともうなづいていたのは、自分には少し違和感があった。

f:id:toyotac:20210522233257j:plain

f:id:toyotac:20210522233327j:plain

(上はモニター、下はミラー? ふと、掃除の後で置き換えてみたら、コンタクトの左右を逆に付けた時のような不思議な違和感、感じました。)