ケヤキの強剪定 again

二年に一度はやらないとね。こてんこてんに幹が太くなったらどうする?上を切り落としたあと残った幹がこぶのようになってそこから細い枝がちょこちょこ育つ、それはそれで風情がある。親方は74歳。好きじゃないとやってられないっておっしゃるけど。植木屋は若いと注文がこない。中高年になってやっと信用されてお客が付くらし。強剪定三度目ではじめて親方と結構お話した。若い頃石垣積みの修業をした、お孫さんが後を継いでくれるとか、日焼けした味のある顔して語ってくれた。お連れの職人さんが新しい土を取りに行った間二人になった機会に。こっちも今年公園愛護会の会長になったこと、区の土木事務所から草刈り機を借りるために講習会があることなど。新しい土は夏椿の植え替えに使う。この二十年の間に少しづつ本数が減って今年ついに命尽きた。ケヤキはこのあたりの気候で自生するが、夏椿は高原に生息するので、ここだと日当たりが強く、幹が焼けるので養生が必要らしい。散髪をサボってうっそうと茂ったケヤキと枯れた夏椿でショボかった玄関周りが急にゴージャスになった。年金生活者にとっては精神的に疲れる出費になるが、生活のハリを保つためのコストだと思い切って正解だった。気持ち箔が付いたように感じたもん。

f:id:toyotac:20210514105046j:plain

f:id:toyotac:20210514105134j:plain

(上:三年前の強剪定と比較してみよっと。下:足元灯三つに

明かりがともる夜は必見です。)