まりさんがくれた引導

次回は舞子ちゃん芸妓さんとのお遊びとやらを体験したい。そんな思いでまたも清水の舞台から奮発したのですが。まさにこれからという刹那、最初のサイレンが、そしてまもなく消防車の台数が増え、窓の下の通りがただならぬ騒ぎに。煙の臭とともに念のため避難せよとの呼びかけがあり、やむなくgive upとなりにけり。取り敢えずの様子見で舞子ちゃんの住んでいる置屋に避難していたが、煙が炎にかわり火事騒ぎは大きくなるばかり。そしてついには時間切れで終了となったとさ。チャンチャン。この落とし前はどうなるのだろうかと、いろんなケースを想像していたが、結果は厳しいものだった。本来なら仕切り直し、伝統を誇る京都ならと期待していたが、見事に外れた。お遊ってどんなことすんのとその置屋で舞子ちゃんたちに聞いたり、二三日後にテレビでの紹介番組も見たりしたので大体は見当がついた。そしたら急に興ざめして、もういいなと思えてきた。しかし、よくよく考えてみると、これはお茶屋で座敷の取り仕切りを任されているまりさん、これがちょっとマイタイプでね、彼女がくれた優しい引導ではないかと思っているのです。ここが引き際よ、この辺でお止めなさい。年金生活者がこんなのにはまってどうするの。きっとそうだ。父親のような高齢者へのいたわりか。若い時ならそれでも我慢できずに、もう一度と、そして自分にみじめな思いをさせるが、今ならできる。でもまりさんだけには会いたい。二度目の引導をもらうこと間違いなくても。いや、やっぱりやめよう。

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メジロの巣が空っぽに。スズメバチの巣は使い回ししないと区役所の方がおっしゃってましたが、鳥さんはどうでしょうか。まりさんは琉球畳も似合いそうです。これうちの座敷ですよ。)