誕生日に赤いバラ

独身寮を卒業してして社宅に住み始めたころ、駅前の花屋さんで赤いバラ10本買って帰った。10年後には10粒のダイヤにしたいって。なんて気恥ずかしいロマンチックな言葉が出たのだろう。そういえば、気に留めていた都内有名ホテルのコーヒーショップでブルマンと独身時代に教わった美味しいケーキ屋さんのガトーショコラとフランボアーズを密かに買いに出かけた。メッチャ喜んでくれた。金目のものよりこんなの方がうれしいって。いつの間に変わってしまったのか。思い当たる節はいつくかあるにはあるが、考えても考えても未だに納得できていない。コロナ禍だから母の日、母の月に白いバラを送ろうというネットの書き込みをみて、35年前のことを思い出した。最初の祥月命日に好きだった白い花のカラーを十本供えた

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。二年目はカラーではなく白薔薇にしてみるかなと。いややっぱし白いカラーを続けよう。忘れないように。ニューヨークの思い出をいつまでも。

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