今私はドラマの中

人それぞれにドラマがある。どれもが優劣をつけがたいのだろう。例えば私、小さい頃は神様がいても、何でも夢をかなえてくれなかった。15歳で父を亡くし、65歳で妻が先だった。上司で、世が世であれば江戸城にお住まいの方に、一人になっても自分で何でもできるように心掛けていると話したことがあった。女性の方が長生きするにきまってんだから、そんなの必要ないと言われた言葉が懐かしい。歯槽膿漏にかかったが、インプラント技術で救われて、部分入れ歯もない。海外コンプレックスがあったが、ロンドンとニューヨーク勤務を経験した。30歳の頃に会社の研修でアメリカの田舎でホームステーをした。まさにハリウッド映画のスクリーンに飛び込んだ思いだった。自宅に二時間ドラマのロケ隊がやってきて主演の俳優さんとロケ弁をいただいた。銀座ではブリちゃんと呼ばれ、貯まったマイルで2泊4日ニューヨークFクラス往復ってやっちまったり。自分の通帳に9桁の数字が入って、大手銀行の支店長さんが訪ねてきたり。結構ドラマの中だとおもうけど、人が聞いたら多分つまらないでしょう。だから自分かrは絶対話さない。さて、大事なのはこれからだ。死ぬまでにどんなドラマが待ち受けているか。おもろいこと何にもなくて、死だけがドラマなんて言うのはいやーね。

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(大理石の色、20年の内にこんなに差が出ました。この黒ずみはデッキブラシでごしごししても消えません。多少気持ち薄くなる程度です。)