偶然と選択のマリアージュ

それにしても航空会社やカードの会員誌にフランス語の多いこと。マリアージュ、オマージュ、オーベルジュ。響きはオシャレでも昭和生まれにはしっくりとこない。終活に入ってからというもの、人生はなんぞと考える頻度が増える。運不運はどうして起こる、神様のルールなんてない。ないから神様なのか。人生は偶然と選択のマリアージュ、他の何物でもない。だから偶然のタイミングでの選択が重要。運不運の分かれ道なのである。新卒の就活でたまたま友達に進められた会社がなんとなく気に行って入社、住み心地よりデザイン重視の家を選択、とかその後の人生に大きな影響を与える選択を偶然のタイミングで決断してきた。たらればのことを言うつもりはない。過去は過去、これからのマリアージュこそが大事なのだ。残された偶然を旨く活かせるか。多くは選択なしに従わざるを得ない人生で、偶然への遭遇と大事な選択が貴重なのだ。気が付くと自分の年齢に驚く毎日。さあどうする。人に何と言われようとコンプライアンスは守りたい。この信条に揺るぎはない。

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(床の間の掛軸。色違いのが能楽の家元の和室にあった。亡き妻の選択。今改めてリスペクトです。息子が命日に送ってきた花束の葉っぱ。共鳴していると思う。)