ハーイ

年齢を問わず、女性からのLINEには必ずと言っていいほどスタンプがある。最後には、会話はこれで終わりにしましょうのスタンプがある。便利といえば便利である。一方自分はスタンプをどうしても好きになれないでいる。そこで、「お気をつけてくださいね」に対して「ハーイ」。「ごめんなさいね」にも「ハーイ」。できるだけ簡単に終わらせたいときに愛用している。屈託がなさそうに思ってもらえそうじゃありませんか。古稀を迎える老人には可愛すぎるが、スタンプや絵文字よりは自分として受け入れやすい。息子たちはといえば違和感なくスタンプしている。いい年こいたオッサンがと思いもするが、息子だからゆるせる。同年配の男の友人には止めてもらいたい。ほんとは同年配の女性にもやめてもらいたい。年甲斐もなくきもちわるいと、心許せる人にはいってやりたいが、その人にはまだ遭遇していない。運命の出会いはまだない。すぐそこなのか、もう少し先か、永遠に来ないのか、天のみぞ知るである。しかし、便利なものができたものだ。メールではどうしてもビジネス調になりがちで、手軽さに欠ける。だからか、親しくても○○様なのが最近鼻につく。差しさわりの無い相手には先方が○○様でもこっちは○○さんで対応している。無駄な抵抗ですが。時たま少し距離のあるご婦人から○○さまとある。さまで返信するか、様か、さんか。相手によって判断しています。ハーイ。

(ステルスが我が家に飛来。迷彩柄。玄関のケヤキの根元。木の幹に

 衝突して落ちちゃたのかも。迎撃成功か)