アメリカは緊張した国

リメイクドラマの論評に、アメリカは緊張した国だ、緊張しない国日本でリメイクしても緊張感はその通り伝わらないのだと。アメリカの緊張については実感としてある。一昨年ニューヨークとロンドンに旅行した。自分にとってセンチメンタルジャーニーだった。ロンドンは日本国内と同じで旅行中に緊張を感じることはなかったが、ニューヨークは違った。たかだか三年住んだだけでも、一般の旅行者とは違っていいはずだけど、その差はあった。ホテルや街中はそうでもないが、タクシーでは明らかだ。イエローキャブは今でも好きになれない。これから帰国だと思っても空港に向かうイエローキャブは自分にとって最後の関門のようで血管が縮む。国民性じゃなくて個人差かもしれないが。あるいはもっと長いと住めば都でストレスを感じかくなるものか。イエローキャブの油断ならないところは、不明朗なチップ以前に、いくら取られるかわかならい。ルートがお上りさん用としか思えない。自分は住んでいたんだぞと言いたくなるほど変なルートだった。でもこんなところで、このタイミングでのトラブルはご勘弁。後味の不快感。まさにそれが旅行の醍醐味だとおっしゃる御仁がいた。ロンドン在勤当時の上司だ。イタリアはいい加減、ちょっとの気のゆるみですぐぼられる、油断も隙も無い。遠ざけたい国だと、イタ飯を食べながらその上司に言ったときの反応だった。ところで、今住んでいる家が終の棲家となるのかと思う時がある。鉄筋コンクリート二階建て、一時期流行った打ちっ放し。私にとっての緊張しない家は和風平屋の庵風だと思っている。さてパパ大明神と神様はその願いを生きているうちに聞き届けてくれるでしょうか。

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(上:子供用にシャフトを短くしてもらった。ロンドン郊外に住んだ頃はまだ

息子たちは小さかった。ところがスティールだから子供にしては重かったのだ。

下;マンハッタンで買ったヘッドカバー。名門クラブのキャディーさんが、お洒落だって。バナナのパターカバーは妻のお手製。)