市場価格vs.自分価格

市場価格とは実際に取引されそうなある意味客観的価格でしょうか。一方自分価格は自分の価値観に根差したいわば主観的価格。この二つの価格の乖離がネガティブに大きければ大きいほどストレスが増し、ポジティブだと充実感が増すのです。年金生活者にとって出費は客観的に極力抑えたいところですが、自分価格が判断基準に加わると少し複雑になるのです。図らずも大きな判断が必要な場面にでくわすと何をもって思い切るか。それは必要な投資かどうか。キャッシュフローは短期的にマイナスでも将来を見据えるとプラス。企業のポートフォリオと至って似ている。さて、知り合いから寄付を頼まれた場合、貯えを削って生活している年金生活者がさらに我が身を削って寄付する必要があるのか。自分より経済的に恵まれた家庭の学生のクラブ活動への寄付などが良い例かと。付き合いで寄付できたような現役時代、毎月多少ともプラスだった現役時代とは違うのだ。仮に断る理由まで突っ込まれた場合でも、格好悪かろうが、多少気まずかろうが、正直に説明できる。Noと言える高齢者なのだから。

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(庭木を剪定していたらやってきた虫くん。梯子を散歩しはじめた。

 一息入れて、追っ払うのは少し待つことにした。)