夢のデジタル化

いつのころからか睡眠時間が短くなったが相変わらず夢を見る。ほとんどが支離滅裂なものである。夢の内容はパソコンのプログラムで言うバグのようなものかもしれない。脳の思考系統の必要悪なのだろう。登場人物はどきどき現実の人物だったりするが、なぜかロールは違っているのが多い。テレビやレンタルビデオなら自分に選択権があるが、夢は一方的にやってくる。将来夢をデジタル化してスクリーンに映し出せるようになりはしないか、見たい夢をオンデマンドでもう一度、それははたして良いことなのだろうか?夢ならばまだしも、その延長線上に人の心のデジタル化があって表にさらされることになるのではないか。今のところ社会的に問題となったり、刑法に触れたりするのはあくまでも行動にでてからのことで、心のなかでいるかぎり問題とはならない。どこかの国では愛国者かどうかの判定がこの技術によって証拠付けられることになる。そしてまたこの技術は核兵器を超えるにちがいない。その時点で核が存在意義をうことになる。いま核保有国が非現実的といっている核ゼロも一気に進むに違いない。しかし、この技術にはクローンと同じような倫理的問題がある。国家レベルの話の一方で個人のプライバシーに土足で入ってくる。こんなことはあってはならない。人類の滅亡につながる。基本的人権が脅かされるからだ。さて、自分はこの行く末をみどとけられるか。いいえ、見届けたくありません。

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(夏が終わろうとしているのに、我が家の裏庭のサルスベリと夏ムスカリがようやく咲き始めた。主と同じでかなり奥手だね。)