窓割れ理論

三十年前のニューヨークは観光地とはいえ安心して楽しめるCityとは言えなかった。ところが、転勤を命じられた十年後、アメリカでもっとも安全な街のひとつと言われるまでに。この件で名を上げた市長さんとその方の行政のいわれになった窓割れ理論、Broken windows theory、一時話題になりました。帰国後自宅前のごみを毎朝チェックして10年になる。ある時期タバコの吸い殻が毎朝二三本。スリムなタバコなので同人物と推測している。お試しに窓割れ理論、何日か掃除を続けたら吸い殻が落ちなくなった。天下の情勢を云々するより、先ずは自分の庭先をきれいにしなさいと言われたことがある。元居た会社の上司にです。家事は貯めない方が良い。気づいたらその度にするにしかず。どっか通じるところがある。そうか終活もそうかもねというとちょっと飛躍。アンチリニアシステムというのをご存知ですか。能楽師ワキ方の本で知りました。上達の過程はなかなか見えないがある日突然に目に見えてくる。アヒルの水かき。継続は力なり。これも努力する人を励ましたり、努力の仕方を教えたりする言葉だ。人を頼りにする人を人は決して助けない。自分で一生懸命努力する人にはいつか人は助けてくれる(朝ドラの引用)。これらの最大公約数の中に居たい。なんちゃって、今日は真面目な一日でした。

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(上:カップ&ソーサー。下:厳しくなる前の一時帰国ではこんな燭台も手荷物で持ち帰れました。)