チョコちゃんの独り言 II

三週間ごとにシャワータイムがある。一番の苦手だ。パパは好きだけどこの時だけはちょっぴり嫌いになる。お風呂の洗い場で逃げまくってます。マックスはお利口ぶっておとなしくしているようなので、パパの大きな声は聞こえてきません。おやつのビスケットはレディファーストだけど、お風呂の順番はマックスが先。毛のボリュームが多くて大変なので先かな。嫌われているのかとひがむ気持ちもします。夕飯の後パパは決まってスキンシップで充電してくれます。マックスか私と視線が合うと始まるのです。私たちはもうじき10歳になります。先代のハル君は10歳で亡くなったのです。私たちが元気なのは、ずっと2匹でじゃれあって育ったのもありますが、毎朝パパが家の周囲三方にある細い庭を使って数10メートルドックランしてくれているからだと思います。ちょっとした運動を続けるのが大事だとパパの独り言で知りました。パパも毎朝和室でちょっとしたエクササイズを続けているようです。そんなパパだけど、最近ちょっとばかり焦りの色が見えます。折角初めた日本語教室のボランティアがCOVID19の影響で休眠して早1か月。趣味の関係の会やOB会系の飲み会もことごとく中止や延期になって、人とかかわる機会が激減しているのです。一方で年は容赦なく取ってゆく。時間だけが過ぎて行くのだから焦りがあっても無理はないよ、パパ。マックスは鈍感だから、相変わらずキッチンで大声で吠えている。ノーというパパの声に微妙な感情を、感じるわけないけどね。私が人間だったら慰めてあげるのに。でももうお婆さんだから無理か。なんせパパは”若い子が好きだから♪”。テレビや口ずさんでいる歌でわかるわ。憩いのひとときのドラマも今はクールの切り替わりで途絶えている。パパは何で癒しているのか、お酒かな?

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(このキッチンとパパがDIYで作った出入り口でつながる中庭が私たちの居住区です。先代のハル君のために敷いたカーペットもマックスが爪でゴリゴリやるもんで傷んできました。)