あっち側、こっち側

こっち側の人間になりなさい。あっち側行っちゃダメ。あちらの方ですか?と言ってみたこと、思ったことありませんか。これってなんとなくはわかるようではあるが、実際のところ具体例を見ると区分けは微妙である。民主主義と絶対主義。フランス人は個性を表に出して行動するが日本人はそうはしない。いい悪いではなく好みの問題のような区別もある。価値観を共有するとしないでは正義も天と地ほどの違いがある。議論も全くかみ合わない、不毛。近くの大国は自分のやっていることが正義だと主張する。国の指導部だけではなく国民の大部分もそのことに違和感を感じていないかもしれない。偉そうなことは言えない。不思議とも言えない。100年ほど前の日本もそんな感じだったと推測する。欧米はもう少し前か。だとすると時代のずれならば、将来いづれ一つの価値観に収束するのだろうけれど。残念ながらその日はこの先、10年、20年どころではない。自分には見届けることはできない。じゃあどおすんの。過去はどうあれ、これから先はあっち側とこっち側の衝突で暴力を行使することだけは避けなければいけない。なぜなら、人を傷つけてはいけないからだ。戦争はいけない。ただ、あっち側もこっち側も今のところすべての人が暴力を全否定していない。より良くするためには時に暴力が必要だと。テロの正義もそのとことにある。彼らも悪くしようとは思っていないはずだから。尊重すべきは、やはり人の命は何人も奪う権利がないとう原点に立たねばならないことかと。

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(このスリットの向こう側に行きたい。人が通るとマックスは思いっきり吠えて尻尾をふる。そして得心しておやつをもらいに戻ってくる。いつものパターンです。)