私としたことが

ハッと気づいた時にドラマの警部役俳優が発することば。私としたことが。上から目線のこのセリフ、いうにしてはあまりにもお粗末。人には恥ずかしくて言えない。一番最近は一か月ほど前、確定申告をパソコンで準備していたときだった。懲りもしない得意の思い込み。冷静に考えれはその箱のインプットは100%しかないのに、なぜかゼロ%と思い込んで、丸二日間もやもやをさまよったのです。何度やり直しても今年度の償却額の数字が出てこないのです。解決のきっかけは、電話相談です。窓口の女性も私と同じ画面でゼロを入れて同じ結果になるのが確認できた。プログラムの不備でもパソコンの問題でもなかったのです。そして、なんと彼女が気付く少し前に自分でハットしたのです。笑っちゃいました。なんでゼロだと思い込んでうたがわなかったんだろう。自分の可愛さにあきれました。またもや単純な思い込みをしてしまっただけなのでした。私としたことがとその刹那に警部のことを思い出した。彼女も何でそんな思い込みと思ったに違いなかったでしょうが、よかったですねと、手間かけよってなどとはおしゃらなかった。自分で気付けるのならもっと早ければ無駄はなかったのに。とはいえこんな自分で生きてきた。これから何度あるだろうか。不思議なことは気付いたときこの快感には後悔とはちがった軽さがあるのです。これが自分の長所かと思う当たり、じつにおめでたい自分をどうすればよいのか扱いに困るのです。自己満足、自慢ばなしだと思わないでくださいね。

(六年前にマックスとチョコの為にキッチンと中庭の出入り口をDIY

 不要になったので解体前に撮りました。)