大学時代は暗かった

毎朝和室でスマホをBGMに簡単なストレッチをしている。その日は Sweet 19 bluesだった。自分の19歳はどんなだったか、大学時代の自分の日常は暗かったなと少し気持ちがへこんでしまった。経済学の勉強をはじめとしてすべてに消極的だった。マイタイプの女の子にもアプローチする勇気もわかず、ただ時間だけが過ぎていったような中身のうすい毎日だったかと。そんな時、人はイージーな方にながれてしまう。授業にもでないで、毎日のように部室にこもって謡っていた。それが退職後の自分の支えにつながっている。人生には無駄なことなど何もないとテレビドラマのセリフ通りである。暗さの原因はコンプレックスにあったように振り返っている。家庭のスマートさや学友が都会の子であったり、女子大の知り合いがハイソの方だったりと。授業のレベルについてゆけない知能指数の劣等感だったりと、情けないことだらけだった。能楽の趣味に加え、その時の友人は今やかけがえのない遊び相手になっている。人生とはほんとによくわからないが生きて入れさえすれば予想もしないことがあるようで、まだまだ期待しているのです。そんな自分がかわいいと思っている。

(ハウスドックの侵入防止と冷気遮断の柵。7年前に亡くなったハル。そして

 この一年立て続けにチョコとマックスが亡くなった今、用途は半減した。)