思いつき、思い込み、思い入れ

今年三度目の京都は、思いつきでまず東福寺。毎年仕舞の出演で横浜から香里園にむかう on the way の乗換駅。観光スポットをスルーしてきた。ネット検索で通天橋があると知って思いつきが当たりになった。そして思い入れは、南禅寺水路閣。二時間ドラマのクライマックスによく映るロケ地に一度は行ってみたかった。ハイライトは長年思い込みの石庭。ズーと前から天龍寺の庭だと思って、何度も”Oops!...I did it agein" である。もちろん天龍寺のお庭も立派なのですが、教科書の枯山水のそれではない。今年二度目の京都で嵐山に行ってまたもや、次は必ず龍安寺に行って思い込みを正そうと、で、今回やっとスッキリした次第、満願。読みは違うが、漢字が同じゆえに思い込み中枢が混乱してしまったのでしょう。ついでに嵐電で二駅先の北野天満宮にも参拝。湯島天神は稽古で通う敷舞台の近所なのでなじみがある。こうなったら次は太宰府に行かなくっては。もともと三度目の京都は高校の同窓会のついでではあったが、神様仏様はとても優しくて、コスパの高いついでにしてくれました。そうだ、”そうだ京都、行こう”というキャッチコピーもつい最近まで”そうだ京都に行こう”と思い込んでいたのです。この度、ハッと、アッそうなんだと気づいて記憶中枢をコッソリ書き換えておきました。そういえば知り合いに伝えた来年の発表会の日も思い込みで間違っていた。そんでもって今朝メールで訂正した具合です。間違いは多いが

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思い込みが強い自分を愛していて、同時に弱点とも感じている。ふとひょっとしていつもの思い込みではと、念のために確かめてみることでなんとか日常を乗り越えているのです。

(謡と仕舞で使っています。)