年二回の業界ゴルフコンペに優勝した時の周りからのお言葉、忘れることができない。常に社長の代理で参加していた、いえ、させられていた。他の会社の社長様方は月に何度とコースを回っているベテランばかり。社長はそれが嫌だったので私に押し付けていたのだ。毎回ブービー近辺の成績でも仕事と割り切っていたのだった。そんな自分が優勝したのだから、’こんなこともあるんだねー’でした。しかもオリンピック２０２０のあのコースのお隣、こちらも名門中の名門。ゴルフ漬けの従兄が口にしていた’霞’と’東京’。アーここのことなんだと。奇跡的に優勝できたのは、たまたまベテランの方々がこの日に限って成績が極端に悪かっただけ。だけども優勝は優勝。継続は力なり、怖い。思えばこれまでにも不思議なめぐりあわせや、嘘だろう的なことは結構あったように思う。いいことも悪いこともありえへん的なことがありうるのが人の人生かもしれない。確かにその日はキャディーさんに恵まれ、ラフでのアドバイスが神的、そしてフェアウェイウッドを打つ瞬間に息子の顔がクラブヘッドから克を入れてくれた。雨の中埼玉から東京経由しかも、烏森神社での能のお稽古をへて、横浜まで電車で。不思議なことに全く疲れなかった。うれしいは強い。ドヤ顔ができたら最高だったがその相手もいない自分。でもいい日だったにちがいない。
（先週に引き続き、妻の遺作二点。よくできている。英国在勤時代が
なつかしい。）
