ゴジラ出現

出張で乗ったニューヨーク便でゴジラのビデオ映画を見た。日本の封切り前である。ハリウッド製のゴジラは怪獣より恐竜に近いというのが第一印象だった。その半年後マンハッタンの事務所に勤務することになるのですが、事務所の位置はティファニーやトランプタワー、ロックフェラーツリーがご近所の五番街。ふと目の前にある窓の外の通りを映画のワンシーンのようにきゃつが通り過ぎたら。嘘だろということがあったらと想像、いや妄想したのを思い出した。それにしてもゴジラはまずないとしても、今時ありえへんと思えるロシアのウクライナ侵攻が起きている。第二次大戦以来なかった一般市民の多数の犠牲。専制独裁国家は怖い。ただその責任は独裁者だけにあるのだろうか。一方これまでの日本にとって中国は懸念であったが、今後はより現実的に怖い存在になってきた。ロシアへの制裁包囲網が功を奏して一時的な停戦がなっても、何も解決したことにはならないのではないか。国連安保理事会が機能することになるとは思えない。直接的な援助や支援は言うまでもないが、こんなことを一人一人が考えることが大事にちがいない。将来的に独裁国家は亡くなるのか。現時点での自分の思いは、つまるところその国の国民の意識の変化にゆだねられるのではと。

f:id:toyotac:20220416172403j:plain

f:id:toyotac:20220416172433j:plain

(明日は久々の舞台。横浜能楽堂の本舞台で仕舞’雲雀山クセ’を舞います。

大手雑貨店でネクタイケースとして売られていたのを扇のケースとして

使っています。青いスポンジはニューヨーク勤務のころアメリカ人から

もらったギフトの下敷きの再利用です。)