同期の訃報

勤めていた会社のOB会事務局からときおり訃報のメールがある。又どなたかがお亡くなりになったのかと。後期高齢者の方がほとんどだが、この一年、同期の訃報が二件あった。一時期職場が近かった二人。一人は入社ほやほやのころ、彼の元下宿先のおでん屋でべろんべろんになるまで日本酒を飲んで天下の情勢などを語り合った。もう一人はニューヨーク勤務の前任者、とはいえ彼は引き続き米国に残って勤務していたので、時々先輩ぶってマンハッタンの美味しいレストランを紹介してくれた。二人とも病気で、そうでなければまだまだ元気満々の70歳前後だ。葬式に行くと懐かしい顔に出会う。一人は社内結婚だったので、奥様の方から声をかけてくれた。マスクもして髪の色もすっかり変わっていたのに、よくわかったものだと。相変わらず美人だ。女性の中には年をとってもかわいらしさが残る人もいるものだと。男もそうなのかもしれない。うぬぼれているわけではないが。同期入社は約30名、自分は最後の数人に残るかどうか。それはおそらく20年後ぐらいだろう。まだ元気な2,3人で温泉に行って、いや祇園に、いや登山、ゴルフ、なんでもいい。誰がのこるか想像するに面白い。どんな話になるか。また会おうと言って別れるか、次はあの世でと。

(廊下から和室が。毎朝これくらい入口をあけて中でストレッチをしている。

 スマホYouTubeを流しながら。)