マイ インターン

妻に先立たれた高齢者が余生を幸せに過ごすには、再婚や異性のパートナーがマストなのだろうか。テレビのドキュメンタリー番組で、結婚しなかった高齢の男性が、趣味があって、年齢やジェンダーに関係なく信頼関係にある友人が何人かいれば幸せなんだと言っていた。ダンディーな俳優さんが言うには高齢者は密かに片思いをすればよいのだと。それが楽しいのだと。刑事ドラマでは勝手な思い込みで若い女性に告白してかなわず殺人に至ることもある。ふとレンタルで見たマイ・インターンというコメディードラマを思い出した。ジェンダーと年齢を超えても信頼関係は築けるのだと。大上段に構えていた自分が急に楽になった。マイタイプの女性ともなるとどうしても再婚やパートナーとかを意識してしまっていた自分が苦しかった。典型的なサラリーマン人生で現役のころはそんなこと考えもしなかった。退職後、趣味やボランティア、ご近所の付き合いとかで信頼関係のある人が数人いるじゃないか。これで十分幸せに暮らせるのだ。っと、頭では理解できても、心や体には違和感がある。だから、一生懸命あがくしかないのだ、高齢者よ。

(なんやこれ、っていわれそうだ。でも自分としては気に入っている。長持ちする花

 を何本かでお願いしますといって選んでもらった。実にコスパの良い花たちだ。)