電子レンジを甘く見てはいけません

もう20年お世話になっている電子レンジから最近変な音が聞こえてきて不気味。。。それで買い替えを決めた。近くにある家電量販店での第一印象は中途半端な大きさなんだなだった。配達と持ち帰り、どっちなのか。店員さんから一通りの説明を受け購入の意思を示すと、さも当然のように持ち帰りと思っているようだった。電子レンジの購入者は普通ママちゃりでは来店しないようだ。下段にある段ボール箱を見ると商品よりさらに一回りでかい。聞くと宅配業者に依頼する選択肢があった。家のを持ってくれば下取りするといいながら会計ではすでに下取り価格分が値引きされていた。どっちでもよいというのだ。きっと処分コストの方が高いのでしょう。二日後宅配のお兄さんは両腕で受け取るのが白髪の爺さんとみて、一旦地面に置いてくれた。それほど重い。20キロはある。古い方のも同じでその重さはきつかった。冷蔵庫や洗濯機の大物だったら業者さんがやってくれる。ほんまに中途半端や。オーブントースターの兄貴分程度におもって甘く見ていたのが思い知らされた。古いレンジは解体をすることにした。チンする電子レンジのお知らせ音は今やオーブントースターに譲っている。草分け当時なら、解体過程で自転車のリンを見ることができたのにと少し残念。取り敢えず捨てずにと物置に眠っている古いパソコン、テレビ、コンポ、野球盤等のアナログ大物ゲーム。分解して分別ごみとしてなら収集日に出せると聞いたので、退職後しばらくは放牧と決めた自分にとっては絶好の趣味と化したのである。やっているとそれ以上分解できない一体物が残る。ブラウン管、硬い木枠や厚いプラスチック製の外枠。これを砕くのはハードルが高い。金属の一体物では一番大きかったのが電子レンジです。解体も甘くはなかった。そんな無用の長物ですが、ガレージの隅に放置してあった細々したものの容器として使えたり、そのままでアートになった。一度終わったものを捨てるまでにワンステップ踏んでいるものがたくさんある。今度捨てるときにありがとうとさわやかにお別れできるのです。このお別れメソッドを実行しているものとして、お菓子の箱や缶、胡蝶蘭の鉢、長い間仕舞い込んであった額、絵や写真等々。こんな自分、単に未練たらしいだけなのか。

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(アートか粗大ゴミか。今お金を払って粗大ごみにするなんて。 ウーン、とてもできない自分。)