2023-01-01から1年間の記事一覧

おじいちゃんの髭剃り

今朝ひげをそろうか一瞬まよった。外出しない日、通常なら髭はそらない。だけど、今日の憂鬱な天気を思うと、顔だけでもすっきりしたほうがよいのではと、剃ることにした。そういえば毎日家にいたおじいちゃんは父が買い与えた電気カミソリで毎日剃っていた…

医者・警察・介護

テレビドラマの刑事ものでは、もしあのことがなければ、これも起らなかった、ってセリフが時々気になっています。遠因をどこまでさかのぼればよいのか。塞翁が馬、風が吹けば桶屋、さらに飛躍してこの世の成り立ちの解明、行き着く先の予想は?どんどんわか…

大学時代は暗かった

毎朝和室でスマホをBGMに簡単なストレッチをしている。その日は Sweet 19 bluesだった。自分の19歳はどんなだったか、大学時代の自分の日常は暗かったなと少し気持ちがへこんでしまった。経済学の勉強をはじめとしてすべてに消極的だった。マイタイプの女…

嘘と寡黙の罪

人との会話では加齢による美徳とでもいいましょうか、若い頃より気を付けて、気を使ってしべっている自分が増えています。人の悪口はもちろんNGですが、自分のことについても慎重になっています。嘘もいけません。もちろん嘘も方便の範囲内のことは許され…

中庭でBBQ

前回は何年前だったろうか。すぐに思い出せないほど久々なのだ。今回は長男の嫁の両親や祖父を招いてのバーベキュー。総勢9人、9歳から95歳までと年齢幅が広がった。準備は一週間まえから始めた。長男家族と一緒にプロデュースすることで盛り上げを狙った。…

演能の後遺症

一月以上過ぎたのにいまだに何かおかしい。これまでとは違った違和感がある。師匠も経験がない演目、葵上の能を演じたのが先月。初めての演能。想像以上だった。7年前にも似たような極限をあじわた。労使団体交渉の会社側の交渉委員長を任されたときだ。あの…

たまご、お前もか

こどものころ叔母の養鶏場に何度か行ったことがあり、大変な仕事だと聞いた。ともかく生き物が相手だから休めないのだそうだ。時々段積みの紙のケースで卵を届けてくれた。今みたいにスーパーで10個入りが販売されたのはいつからか。卵は物価の優等生で、記…

時々失敗がちょうどいい

消化試合にするまいと、もちうる能力をフルに使ってしまう今の自分。自称あがく高齢者は物事がうまくゆくことがつづくと怖くなる。もうそろそろ失敗するのではと綱渡のように。だから時々小さなしくじりがあるとよい。年寄りの厚かましさで許されると思うの…

コインの裏面

10円硬貨の鳳凰堂、かなりの時点まで裏面と思っていた。単に地味だったからだろう。で、人生65歳からは10円の裏面と自然に思い込んでいる。第二の人生というよりは人生の裏面に突入であると。そして一月ほど前に激震が走った。毎朝ガレージ横の裏口からいっ…

夜の銀狐

パフェのメニューに’夜の銀狐’や、’カトレアの恋’とか、源氏名をつけていたパーラーがあった。梅田の私鉄ターミナルの地下街、川が流れていて当時としてはオシャレの最先端だった。このお店に時々行っては順番にテイスティングしていた。父親が高1で亡くなっ…

能はFクラス

先週初めての演能、念願の「葵上」に挑戦した。古稀、社中の5周年記念、能楽堂建て替え、この三つがかさなり、今しかないということで踏み込んだ。演じても見ても面白いこと、そして何よりも好きにならないと厳しい稽古と本番に耐えられない。葵上はその条件…

私としたことが

ハッと気づいた時にドラマの警部役俳優が発することば。私としたことが。上から目線のこのセリフ、いうにしてはあまりにもお粗末。人には恥ずかしくて言えない。一番最近は一か月ほど前、確定申告をパソコンで準備していたときだった。懲りもしない得意の思…

了解です

メールの交信には必ず相手の受け止め方を考えることにしている。退職して時間に余裕ができてからのことですが。こちらからの誘いに対する相手からの断りや、元々先方からの誘いをキャンセルしてきたとき、何と答えるか。よほど面倒くさい相手でないかぎり、…

球根

ロンドン郊外の社宅の庭にキノコのように突然あらわれたピンク色のコルチカム。ソメイヨシノのように、葉っぱより開花が先行するのです。このときめきが忘れられず、横浜の自宅の庭に植えたのです。一昨年、ハルたちのお墓の傍にもおすそ分けしてやりました…

降雪、去年と今年

マックスがチョコのところに旅立って一月を越えたが、家の中の静まりに未だ違和感がある。彼らとの時間がポカンと無くなった。写真をみてはいろんな事が思いうかぶ。一月の中旬に降雪があり、庭に目をやったが二頭はもういない。一年前の同じころ降雪があっ…

任期満了

公園愛護会の役員任期は2年、3月末で任期満了になる。年3回の清掃作業も2月で最後となり、お天気に恵まれ無事終了した。残るは3月19日の引継ぎ会食と、次年度用の役所からの書類を待って次期会長に業務内容と書類の引継ぎしてすべて終わる。ずっとコロナ禍な…

少しは記憶に残る先生に

先週日本語ボランティアの研修に参加し、まさしく印象に残ったのが ’少しは記憶に残る先生に’ であった。70年を振り返って記憶に残る先生の最初は中二。英語塾の先生が俳優の加藤剛さんに顔もしゃべりもそっくりで、波長があったせいか成績がうなぎのぼりだ…

思い出のセーター

ここ一年以上は着なかったけど、思い出深いセーターが二枚。どっちが古いかはっきり覚えていないけど、30年以上前なのは確かである。一つはイギリス在勤のときに買った赤色のやつ。流石イギリス、ジャガーのセーターだよと言ったら、先に赴任していた同僚か…

私、負けたくないんです

厳しい教官の指導にめげもせずに、’私、教官に負けたくないんです。’とは朝ドラのヒロイン。ダジャレなしに共感できます。3月の習い事の発表会に向け、師匠の罵声の頻度が多くなってきました。30も若い師匠にどなられると不愉快極まりないのですが、師匠の…

核戦争は起こらない

ウクライナ侵攻によって核戦争の懸念が現実的になってきたという意見、それを否定する人、私は後者を信じます。今のところ防衛と抑止に有効な武器は核であると思いますが、もし将来それよりも強い武器があらわれると、核競争は無くなるでしょう。おそらくそ…

若作りはいらぬ、老けるまじ

年子の姉と、若作りはしなくても老けこまないようにしたいね、って去年母の墓参りのときに話した。自分ももう今年が古稀。あっという間の70年だ。先代のゴールデンのハルの死、二年後に妻の死、さらに二年後に母が、そして一年後の一昨年が義父、去年ラブラ…

イヌふんじゃった

ゴールデンのマックスをときどきちょこんと踏んでしまう。尻尾、足の先、背骨の端を踵でひっかけたり。ごめんごめんと謝ったあとに、イヌふんじゃったって思って、ネコふんじゃったを思い出す。黒鍵だけで弾いたっけ。人なら90歳の高齢になってから相棒のチ…