かわいそうなことをした

猛暑が終わってそろそろ庭掃除を再開しようとおもったら以外にも雨の降らない日が少ない。今日しかないと大急ぎで中庭の芝刈りをした。四隅の草の茂みは剪定ばさみでザクザクとしていたら、バッタ君が飛び出てきた。どっかにお逃げと見た刹那、後ろ足の片方…

会話の誘導

話の流れを誘導しようとしているなと感づくときがある。自分の好きな方向に。逆にこのまま進むとあの話題や領域に至ってしまうのではと、なんとか違う方向にもっていこうとしたことは幾度もあった。好きな作家が明智光秀のことをうがって書いている。相手の…

本番の衣装でテンションが

今思えばよくぞ50分もの長時間耐え抜いて無事やり遂げたものだと、自分を褒めています。初めての演能から半年がすぎ、ようやく余韻がうすれかけてきたところです。後で師匠から、頑張りましたね、一部からはプロが演じているのではという声もありますよと。…

家電とのお別れまでの日々

来週新しい食洗器がやってくる。最近需要が多いらしく発注してから3週間も待っている。ものではなく工事の日程が詰んでいるのだそうだ。下水からの匂いの逆流を防ぐために一定の水位をたもっているのが、制御機能が故障しているので水を必要以上に溜めてしま…

主婦の気持ちわかります

先週会社時代の同僚からメールがとどき、奥様がすい臓がんで亡くなられた、その経験では私が先輩だからどう乗り越えたらいいのか教えてくれとの文面だった。すぐさま電話して、あの時と同じように一段落したら飲もうということにした。きっと必要に迫られて…

さわやかな失敗

元内部監査室長の矜持で、4月の施行に合わせてママチャリにヘルメットを着用した。ところが、周りを見てもなかったかのような現状である。それはさておき、五分程度の距離にあるスーパーを出たとたん大粒の雨がふりだし、あっという間にポケットに入れた皮の…

きのうの夜更かしの理由

実は昨夜だけではない。一週間に2,3回、いや4回の時も。1時、2時の就寝となってしまうのだ。晩酌をしないのに気が付いたら録画が終わっていることがあって、悔しい思いをする。いつのころからかリアルで視聴できるのに録画している。番組の内容が単調なの…

焼き肉店での親の表情

今や我が家のイベントになってしまった焼肉。外ならぬ駅ビルの高級店。親子連れや親子三代の家族、それに会社接待とカップル。その中でも面白いのは親子連れの父親の表情である。着席してしばらくはドヤ顔で、乾杯とかしながら最初に子供に好きなものを注文…

納涼会か女子会か

昨夜は自分にとって新しい第一歩だった。ボランティアサークルで納涼会の希望者を募ったところ約半数の6人で最近若者スッポットとなった野毛の居酒屋に行くことになった。備え付けのタブレットでオーダーするのはよくあるが、QRコードを読み取って自分のス…

覚えこむまでのモヤモヤ

宝生流の仕舞を職分の先生に習い始めて13年になる。地謡を覚えて予習しながら一回一曲のペースで進んでいたが、いつの間にか、もちろん曲の長さや難易度があがっているので、いまでは一曲に平均3回教わっている。スマホやiPadで先生の手本や稽古すがたを録画…

差別は罪を生む

差別される理由がわからないのは最悪だ。飛行機のクラス料金の差による差別でも多少不愉快なものである。差別はいいことなし。なぜ差別をうけるのかわからないとさらに罪を生む。先日久々に行ったバーで自分たちのテーブルにだけ若い娘が来なかった。たくさ…

蝉みんみん

「蝉みんみん、蝉みんみん、人が来たよ、シャー、シャー」妹のように接していたら、この寸劇をみせてくれた。毎年夏休みに女子大との合宿があって、思わず吹き出したものだった。何一つ不自由なく育ったであろう二人だからさまになたのだろう。それを中年の…

夢うつつ

ときどきあれは夢だったのか、現だったのかと。なかなか眠れない夜にふと気が付くと少しは眠むれて夢をみていたのか、うつつだったのかと。夢と現実。能楽にはよくあるストーリである。旅の僧があやしげな人物に出会う。そのものの言うことを聞いているうち…

陵東特殊織物有限会社

仁徳天皇陵古墳の東に位置し、畳敷の日本では知られていないチューブマット、米国の中流家庭用の敷物を作るので特殊と名付けたと想像する。父は問屋制家内工業の元締めをしていたのかと記憶する。社員といっても親戚か下請けの関係の若い女性につれられて、…

大丈夫、私はまだ生きている

へこんでいるときに、私はまだ生きている。ごはん食べてます。だから大丈夫。ステレオタイプのセリフですが、その通りである。生きているからなんとかなる。面白いことも起りうる。この世は偶然の連続ですもの。私が今だに分不相応な家にくらし、科目でもっ…

まる5年になっちまったぜ

気が付けば丸5年、退職と妻の死直後に始めたブログ、週記が続いている。1年くらいは放牧かと思いきや、いまだ落ち着いていない。昨日、80歳になったジャズトランぺッターの演奏が放映された。素人の耳には全く衰えを感じさせなかった。古希、これが最初で最…

インドとの距離感

BRICsの Iが Rと Cにいみじくも近かったものが、ウクライナ侵攻以降Iは欧米に近づいてきました。三桁の暗算ができる国民、ITレベルの高い国。自分自身との関係では40前ロンドン勤務のころ昼食の選択肢として印度料理店のカレーがあった。なまりのある英語…

右の頬を打たれたら

敬虔なクリスチャンでも左の頬を差し出す人がすべてではない。人種・国籍でも一様ではない。今年古希を迎えた自分の経験として、宗教、国籍、人種でカテゴライズできるものではない。いろんな人がいる、いてもいい。確かに、宗教や国籍、人種で大まかな特徴…

冷めたコーヒー飲みほし

冷めた紅茶 ♪~ 、飲みほすとどんな味がしたのであろうか。心境は別にして意外といけたのではないかと。夜の憩いのひと時、コーヒーは豆から。時々12時過ぎに気が付くとマグカップにコーヒーが残っている。またテレビをつけたまま寝てしまった、という罪悪感…

おじいちゃんの髭剃り

今朝ひげをそろうか一瞬まよった。外出しない日、通常なら髭はそらない。だけど、今日の憂鬱な天気を思うと、顔だけでもすっきりしたほうがよいのではと、剃ることにした。そういえば毎日家にいたおじいちゃんは父が買い与えた電気カミソリで毎日剃っていた…

医者・警察・介護

テレビドラマの刑事ものでは、もしあのことがなければ、これも起らなかった、ってセリフが時々気になっています。遠因をどこまでさかのぼればよいのか。塞翁が馬、風が吹けば桶屋、さらに飛躍してこの世の成り立ちの解明、行き着く先の予想は?どんどんわか…

大学時代は暗かった

毎朝和室でスマホをBGMに簡単なストレッチをしている。その日は Sweet 19 bluesだった。自分の19歳はどんなだったか、大学時代の自分の日常は暗かったなと少し気持ちがへこんでしまった。経済学の勉強をはじめとしてすべてに消極的だった。マイタイプの女…

嘘と寡黙の罪

人との会話では加齢による美徳とでもいいましょうか、若い頃より気を付けて、気を使ってしべっている自分が増えています。人の悪口はもちろんNGですが、自分のことについても慎重になっています。嘘もいけません。もちろん嘘も方便の範囲内のことは許され…

中庭でBBQ

前回は何年前だったろうか。すぐに思い出せないほど久々なのだ。今回は長男の嫁の両親や祖父を招いてのバーベキュー。総勢9人、9歳から95歳までと年齢幅が広がった。準備は一週間まえから始めた。長男家族と一緒にプロデュースすることで盛り上げを狙った。…

演能の後遺症

一月以上過ぎたのにいまだに何かおかしい。これまでとは違った違和感がある。師匠も経験がない演目、葵上の能を演じたのが先月。初めての演能。想像以上だった。7年前にも似たような極限をあじわた。労使団体交渉の会社側の交渉委員長を任されたときだ。あの…

たまご、お前もか

こどものころ叔母の養鶏場に何度か行ったことがあり、大変な仕事だと聞いた。ともかく生き物が相手だから休めないのだそうだ。時々段積みの紙のケースで卵を届けてくれた。今みたいにスーパーで10個入りが販売されたのはいつからか。卵は物価の優等生で、記…

時々失敗がちょうどいい

消化試合にするまいと、もちうる能力をフルに使ってしまう今の自分。自称あがく高齢者は物事がうまくゆくことがつづくと怖くなる。もうそろそろ失敗するのではと綱渡のように。だから時々小さなしくじりがあるとよい。年寄りの厚かましさで許されると思うの…

コインの裏面

10円硬貨の鳳凰堂、かなりの時点まで裏面と思っていた。単に地味だったからだろう。で、人生65歳からは10円の裏面と自然に思い込んでいる。第二の人生というよりは人生の裏面に突入であると。そして一月ほど前に激震が走った。毎朝ガレージ横の裏口からいっ…

夜の銀狐

パフェのメニューに’夜の銀狐’や、’カトレアの恋’とか、源氏名をつけていたパーラーがあった。梅田の私鉄ターミナルの地下街、川が流れていて当時としてはオシャレの最先端だった。このお店に時々行っては順番にテイスティングしていた。父親が高1で亡くなっ…

能はFクラス

先週初めての演能、念願の「葵上」に挑戦した。古稀、社中の5周年記念、能楽堂建て替え、この三つがかさなり、今しかないということで踏み込んだ。演じても見ても面白いこと、そして何よりも好きにならないと厳しい稽古と本番に耐えられない。葵上はその条件…